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LendIt Fintechカンファレンスからのまとめ

先週3日間、米国のフィンテック関連カンファレンスとしては「本年最大」という、Lendit Fintechという会議(バーチャル)に参加しました。



3日間、数十時間にわたるセッションがあったため短くまとめるのは無理があるのですが、ごく手短に注目点をまとめるとこんな感じになります。

  • 新型コロナ、ロックダウンはフィンテックと金融のデジタル化にとっての大きな転機であった

  • 特に米国政府による救済ローンが、既存の金融機関だけでは対応のスピードが足りずフィンテックによる扱いが認定され急増

  • これを受けて米大手銀行では今後のIT予算を大幅に増額

  • また、銀行とフィンテックの提携も急増。特に既存の大手金融機関(Goldman Sachs、Visaなど)で、「フィンテックやブランドに選ばれる」立場という柔軟な姿勢が印象的であった

  • 現状では金融サービスの恩恵を受けにくい(信用基準に満たない)消費者層へのサービス拡充のため審査データシステムの「ビッグデータ化」採用

また、会議の内容とは別に今回,「Brella」というイベント・ネットワーキングシステムを採用しており、バーチャルでもかなり効率的に1対1のミーティングのアレンジがスムーズに出来たのが印象的でした。


Brellaは数年前からリアルの会議で時々見かけますが、参加するセッションを決めるとその間を縫って空いている時間にミーティングを入れてくれる、というすぐれもの。バーチャルでも、リアルに負けないネットワーキングが出来る日が近づいているのかなあ、とも思いました。(ただ、どのシステムを採用するかはカンファレンス主催者側の選択でありこちらはどうにも出来ないのが残念なところ。)


LendItの「ごくさわりの部分」は10分のYouTubeにもまとめました。



また、カンファレンスの主立ったセッション、及び登壇企業の日本語でのレポート、及びまとめの勉強会ン(ウェビナー)を企画しております。


ご案内資料: https://bit.ly/2Z2E7FA


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著者について

 

 

在米30+年、サンフランシスコ近郊在住の金融戦略コンサルタント。主に日本の金融業向けに米国フィンテック事情・フィンテック・ベンチャーを参考とした金融イノベーション戦略、ベンチャー提携サポートを提供。

証券・銀行・投資業務・フィンテック・ベンチャー参加を経て独立。

東京外国語大学卒業、スタンフォード大学MBA。

 

ダイエットに苦戦中。

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