アクセラレータ・ベストテン
アクセレレーターとかインキュベータと言う言葉は日本でも既に、特にシリコンバレー・ウォッチャーの間ではなじみになっている言葉と思います。
実態としてはシリコンバレーのアクセレレーターはどういったところがあるのでしょうか、またどういった役目をしているのでしょうか。
一般的にアクセレレーターはベンチャーキャピタルの投資ファンドに比べてアーリーステージのスタートアップに、より少額の資金を多数の企業に提供することで知られています。
よくあるパターンとしては多数の応募してきたアーリーステージのスタートアップの会社の中から毎年又は毎期、数社から数十社を選び、企業資金を提供する一方、無料のオフィススペース、経営アドバイス、フィードバック、またベンチャーキャピタル投資家の紹介などをし育成することが主な業務となっています。
特に非常に有名かつ優れたアクセレレーターに認められ、このグループに入る事は、後になってベンチャー投資を受ける、またアーリーステージの顧客を見つける上で大きく有利になるというふうに言われています。このアクセラレータが特に注目されるようになった背景としては、ベンチャーキャピタル・ファンドの「ウォール街化」といわれるファンドの巨大化が進み、数億単位からのまとまった投資でまた、既に顧客を持っているスタートアップを主に対象としているためその前の段階の、本当に自己資金で始めたばかりのスタートアップへの投資が空洞化してしまったことも一因です。
この、4ヶ月から6ヶ月のプログラムの卒業的なイベントとしては、一般に「デモ・デイ」と言われるイベントがあります。おそらく1番有名なアクセラレータであるY・Combinatorのデモ・デイはベンチャー投資家なども見に駆けつけるイベントとして有名です。
それではどういったところが主なアクセレレーターなのでしょうか。
こちらのForbesの記事では主に、ベンチャーキャピタル投資のデータベースであるCrunchBaseからの数値情報を元にトップテンのアクセレレーターをあげています。判断基準はエグジット(株式公開または買収による投下資金回収)の数です。
この中で1位・2位はシリコンバレーの中心地Mountain View、また4位のPlug and PlayはやはりシリコンバレーのSunnyvaleと、やはりアクセラレータ発祥地のシリコンバレーが多いですが、7い以下はヨーロッパ・ロシアなど外国のアクセレレータも入っています。
ベスト10のリスト
Y Combinator おそらく、一番著名度がありまた、成功しているアクセラレータとしてはここをあげる人が多い。総投資数1834社、エグジット192社。著名な投資先には Airbnb, Dropbox, Stripe, Reddit, Twitch, Coinbase, Weebly等がある。
500 Startups
Techstars
Plug and Play Plug and Playも成功しているアクセラレータで、特に中に入るとネットワーキングのイベント、VCとの接触の機会が多い。大手企業の企業パートナープログラムも充実しているがそのせいで近年「日本人村化」しているきらいもある。
MassChallenge
SOSV
Startupbootcamp (英国)
IIDF(ロシア)
Wayra(英国)
Start-up Chile(チリ)
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