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執筆者の写真Chako

視察旅行であればツアー業者の活用も


最近特に、シリコンバレーの視察ツアーのアレンジしたいと言う話をよく聞きます。


ではなぜシリコンバレーに来る価値があるのでしょうか?


まず、


ソフトウェア業界をリードするハイテク企業(と言う言葉はもう古いか?)がシリコンバレーに集積している


と言うことがあるかと思います。


大きく分けてシリコンバレーで見たいのは

  • 新しい技術

  • ベンチャー・技術イノベーションの全体のトレンドをアップデートしておきたい

と言うことでは無いかと思います。


このうち技術探索の方は本当のところ、技術はシリコンバレー発だけではなく、世界中のいろいろなところから出てきており、特に、特定の分野の技術を見るのであればの展示会や国際会議などがシリコンバレー・ツアーより良いでしょう。


一方、そういった技術やイノベーションを起こすトレンドや全体的なベンチャー・シーンを見ると言う意味ではやはりシリコンバレーを一見の価値があるかもしれません。


ただし、ツアーで前述したいろいろな名所を見ただけでは、「シリコンバレーの場所や歴史」の感覚は分かっても具体的なベンチャーの内部の雰囲気というのはやはりわからないと思います。そこで会社訪問を含めた視察旅行のツアーが人気があるわけですが、


視察ツアーのアレンジと言うのは難しい


なぜ難しいかと言うと率直に言うと学びに来る日本企業の方だけのニーズが優先してしまって、訪問を受け入れる相手先の企業にはほとんど利益がないことが多いからです。特にスタートアップであれば相手は少人数で忙しくやっているところに、利益がはっきり見えない訪問に1時間でも時間をとってもらうっていうのは難しい。


この辺はスタンフォードの櫛田先生のこちらのページに詳しく書かれています。


(一部引用)

実はいま日本企業が一つ、困った問題を引き起こしています。それは情報収集のミッションを持ったプレイヤーが多すぎるということです。シリコンバレーのスタートアップや大手企業に、日本企業からのアポイントが殺到しているのです。
 あるFintechのスタートアップは、日本企業から年間100件以上のアポイント打診が来たそうです。100件以上ですよ。ほとんどの日本企業側のミッションは、有望そうなFintechのスタートアップからヒアリングし、そこで得た情報を日本本社に送ることです。単なる情報収集が目的なので、ほとんど何のビジネスにもつながりません。



であれば、こういったツアーを専門にアレンジしている業者を検討してみるというのも1つの手かもしれません。日本の旅行会社でも現地を見ても間だけの施設ツアーは組んでいるようですが例えばこちらの会社の「シリコンバレー・ツアーズ」では、シリコンバレーのメジャーな会社特にGoogle、Facebook、Tesla、Twitter、LinkedInなどの有名企業の訪問も含まれているとしています。


写真:Silicon Valley Toursサイトより


自分自身で参加したことがないので本当にどこまで入って話を聞けるのか一度覗いてみたいと思い、今交渉中です。


その後またブログに書きますので少々待ちください!

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著者について

 

 

在米30+年、サンフランシスコ近郊在住の金融戦略コンサルタント。主に日本の金融業向けに米国フィンテック事情・フィンテック・ベンチャーを参考とした金融イノベーション戦略、ベンチャー提携サポートを提供。

証券・銀行・投資業務・フィンテック・ベンチャー参加を経て独立。

東京外国語大学卒業、スタンフォード大学MBA。

 

ダイエットに苦戦中。

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